一番の問題点は、日本語の言葉がはっきり聴こえないということです。
洋物で、母音をレガートにつなげるサウンド作りを一生懸命やると、子音の発音がお留守になったりします。でも、プロムジカの指揮者サボーさんは日本人はレガートができない、としきりにおっしゃっていました。ヨーロッパ的なサウンドを目指すなら、母音がつながるレガートや、母音の立体感を出す歌い方は、日本人としてはかなり努力しなければなりません。
ところが、今度母国語の歌に立ち返った時、日本人でありながら日本語の曲・言葉が美しく歌えない、というのは実に悲しいものです。
できればヨーロッパの作品も、日本語の作品も、それぞれの美しさ・素晴らしさが伝わるように演奏したいですよね。
声というのは一様ではない。声帯を振動させる厚さ・薄さ、息のスピード、口腔内の開け方、子音を作る歯・舌・唇・息の使い方というようなことが複雑に絡み合って、あるサウンドが自分の声・音として発せられます。
意図的にコントロールする技術を得ることで、洋物、和物、古典、ポピュラー、etc・・・それぞれの音楽・語感に対応した声や発音づくりをしていけたらすばらしいですよね。頭を柔軟に切り替えていくことも大事ですね。
今日は2つの合唱団で、新実作品と信長作品を日本語の発音に的を絞って練習しました。
S・T・K・W・Hなど、コンパクトにはっきり聴こえてほしい子音ですが、レガートのところだと発音がもぐってしまってなかなかうまくいきません。
一生懸命やりすぎて力が入って違和感ばかりで言葉として見えてこないのはまずいですし、かといって意識してやらないと不鮮明で、何を言ってるのかわかりません。音楽や、詩のその時々の感情・テンションで出す度合いも違いますよね。詩の言葉として、舞台でちょうど良い伝わり方をする練習をしなければ。。
そんなことを1日中やって、練習が終わり車に乗っていたら、山下達郎の「ずっと一緒さ」がステレオから流れてきました。
コレよ、コレ!!
今日1日私が必死にやったことを達郎さんはご自分の歌の中でさらりとやってらした・・・。
ぜひ達郎さんの歌を参考になさってくださいね(^^)
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