2012年07月24日

オトナの歌の定期テスト、とか・・・

こんばんは!
先週土曜日は<エーヴィゲ・ハルモニーinウィーン2013>の合同練習日でした。
今回のウィーン楽友協会でのコンサートでは1曲目に 小林秀雄:落葉松 を予定していますが、60人超えの現在の女声の編成ではかなり重たく、曲の雰囲気を出すのが難しいこと&練習時間が十分に取れないなどの問題があり、参加メンバーの皆さんには恐れ多くもこの曲のみ、やむを得ず「オーディション」の形をとらせていただいて、30〜35人編成で演奏することにしました。
その緊張のオーディションを先日の合同練習日に行ないました。
シニア世代のオーディション・・・20代30代ならともかく、なかなか厳しいことをやりますよね〜私ったら。。。^^;
しかし30代〜70代のメンバー諸氏、当初は「先生の方でご指名ください・・・」とか「私は辞退しますから・・・」などとオーディションに後ろ向きな意見も聞かれたのですが、「ウィーンの大舞台で歌うんだから、そのくらいの覚悟がなきゃ!」と私の意向を理解してくださり、結局参加者全員受けてくださいました。

やり終えてみて、皆さんに一人ずつ歌っていただいて本当によかったと思いました。
その理由は、
・オーディションに向けて一生懸命練習されたことで、個人のレベルが絶対に上がったと思えたこと。
・個人個人の長所及び課題が見つけられたこと。(合唱で聴いているだけではわからない個々の事情がわかった。)
・世代による課題・・・特に70代からの課題がよくわかったこと。

大体、一般のアマチュア合唱団の方で、70歳を過ぎて、「落葉松」を一人で歌ってください、といって応じてくださる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。大抵は、若い人にまぎれて・・・という意識になりがちですよね。
でも勇気を持って皆さん全員歌ってくださいました。
皆さんの抱える課題は、その後の世代の女性たちもいつかは抱えることなのです。だから、その課題を克服する方法を見つけ出すことが私にはとても大切なこと。神様がこういう運命を与えてくださったことに感謝です。

オーディションをやり終えたメンバー諸氏も、スッキリしたような表情に見えました。(私だけかな??)
一人で伴奏に合わせて歌えたことの充実感もあったんでしょうね。

こういう一人で歌っていただく機会は、何も今回のオーディションに限らず、これから年に1度くらいは定期的にやってみたいというアイデアがめっちゃ膨らんでいる私です。
会場や予算建て、内容まで浮かんじゃって・・・アハハ・・・ウィーンから帰ってきたら、また楽しいことが待ってるぞぉ・・・るんるん
オトナ合唱団員の「歌の定期テスト」、是非実現しちゃいましょうかわいい

posted by ひろこ at 00:36| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 声のアンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月20日

プロムジカ女声合唱団神戸公演

神戸2.JPG

3年ぶりのプロムジカを聴きに行ってきました。
今回は関西でも京都や大阪いずみホールの公演など、比較的名古屋から近いところでも開催されたのですが、モロモロの都合でこの日しか行けず、おしゃれな街、神戸の神戸新聞松方ホールまで出かけました。

まずは、演奏会前の腹ごしらえ黒ハート
神戸3.JPG

今回のプログラム。
コチャール:Missa in A より Kyrie
      Salve Regina
ジェンジェシ:Ubi Caritas
カッチーニ:Ave Maria(フルートソロあり)
ポドガイツ:Ave Maria
アグネスティグ:Missa in Discantu より Sanctus
トート:Salve Regina
ジェンジェシ:Beatus vir
ビーブル:Ave Maria
〜休憩〜
ハンガリー民謡:秋風吹いた
コダーイ:ジプシーはチーズを食べる
     踊りの歌
バルトーク:さあ踊れ
      嘆きの歌
      私を置いていかないで
      さようなら
コチャール:春を信じて
信長貴富 編:てぃんさぐぬ花
若松正司 編:さくらさくら 
カライ:夕暮れの歌声
新実徳英:<つぶてソング>あなたはどこに
<合同>若松正司 編:ふるさと 
    コチャール:Jubilate Deo 

合唱団のメンバーは少しずつ入れ替わっているようですが、プロムジカのサウンドは12年前と変わっていないというのがすばらしいですね。期待したハーモニーが来日する度ちゃんと聴けるっていうのは幸せなことです。
コンサートの前半はア・カペラの宗教曲。ジェンジェシやトートといった、ハンガリーの旬の作曲家による作品は新鮮でした。前半のステージでは今まで見たことがないシルバーグレーとゴールドベージュの、少しずつデザインが異なるドレスで、大人っぽく見えて美しかったです。
たまたま客席で隣り合わせた方が、関西でご活躍の少年少女合唱団・K先生だと休憩時間にわかりビックリ!
6年前のジュニアコーラスでもご一緒した合唱団でしたし、ご主人のM先生の講習会にも以前に参加したことがありましたので、いろいろお話をさせていただけてうれしかったです。今夏はジュニアコーラスが伊丹市で開催されるので、200人の特別チームを作って練習されているそうです。スゴイ!!

後半はおなじみのカラフルなプロムジカの伝統的なお衣裳に変わり、ハンガリー民謡・合唱曲と日本の歌でした。
コダーイの「ジプシー・・・」のような伝統的な名作からコンクールで演奏されそうな最近の曲まで、前半・後半通していろいろ聴くことができましたが、今回改めてバルトークは良いな〜と思いました。
声部も3声でとてもシンプルな小品なのに、あの和音の持つ世界観というのでしょうかね。いろんなこと(感情とか哲学とか風景とか・・・)を想像させる世界に連れて行ってくれました。
あの雰囲気を出せるには、純正律できちんとハモッているからこそなんですが、そういう演奏体と作品が一致しての世界です。芸術って、そういうものかな。

そうだよ。芸術しなきゃ。    



posted by ひろこ at 23:11| 岐阜 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会・映画などの感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

福井へ。

昨日は福井県の高文連合唱セミナーの2回目にお邪魔しました。
九州の方では豪雨で大変な被害が出ているようでしたが、この日の福井は真夏の晴天。
そして福井の高校生の皆さんの合唱は、今回も天然の美声にあふれていました。
昨年初めて指導に行かせていただいた時は、低音の豊かな響きに対してソプラノがラインが太くて高音で詰まってしまう傾向がありましたが、今回は下から上まで、よく響く声になっていました。やはり福井の環境から育まれるものでしょうか、とにかく素直でのびのびしていて吸収が良いので、これから益々楽しみな若人たちです。

昨日の講習ではNコン高校の部の課題曲を中心に行いました。
「明日へ続く道」は、その部分ごとに求められる声・音楽の変化に富んだおもしろい作品ですね。千原先生が音楽ドラマをイメージして作曲されたようですので、そういった面からも声の表情の豊かさが求められるのかも知れません。
「もう一度」は、ア・カペラというNコン課題曲としてはめずらしい設定です。3・11の年に作られた作品。「祈るような気持ちを込めて」の音楽を大事に育てていきたいですね。
四分音符=100というのは、メトロノーム通りに全て歌ってしまうとかなり重たく流れない感じになってしまいます。昨日の講習では100人以上が初合わせでこの曲を演奏しましたので、言葉の抑揚に合ったアーティキュレイション(テンポの緩急)を共有するのがなかなか大変でした。
ゆったりと厳かな雰囲気を保ちながらも、詩の言葉がす〜っと聴き手に伝わる素敵な演奏につながるといいなと思いながら昨日の講習を終えました。

一昨日、豊田で、横山智昭/ごとうやすゆき「いのちのうた」の終曲を練習していて、その詩の一節「それは 名前をつけることさえもできない 清らかなもの 尊いもの」について、「それ」は、何だと思う?という質問を子どもたちに投げかけてみたのですが、両方の課題曲に出てくる「すずらんの花」もまさにそういうものであろう、ひっそりと真面目にけなげに生きているいのちあるものへの慈しみやエールを送る気持ちを表した音楽だと思います。
歌う人たちの純粋な気持ちが伝えられる演奏にしていきたいですね。

仁愛女子高校の橋かほる先生はじめ、明るく和やかな素敵な合唱の輪を育んでおられる先生方ならびに生徒の皆さんのご活躍を心からお祈りいたします。

posted by ひろこ at 23:04| 岐阜 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 合唱・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月12日

和歌山国際児童合唱祭

第2回和国祭チラシ 1.jpg

ちょうど1か月後の8月9日〜12日、豊田市少年少女合唱団は和歌山国際児童合唱祭に参加します。
ホスト合唱団の和歌山児童合唱団さんhttp://www13.ocn.ne.jp/~wajido/wajido.htmlは、創立54年の歴史のある国内屈指の児童合唱団。数多くの海外演奏活動のほか、松下耕「日本の民謡」「紀の国のわらべうた」や、信長貴富「かんかんかくれんぼ」など、邦人ア・カペラ作品の委嘱初演活動を積極的に行われてきました。
これらのア・カペラ作品は、これまでに豊田でも度々演奏してきたため、和歌山に素晴らしい児童合唱団が存在することは何年も前から一方的に存じ上げておりましたが、今回ご縁あって和歌山にお招きいただくことになり、団員一同大変喜んで準備を進めております。
今回海外から招聘される児童合唱団は台北のクリスタル・チルドレンズ・コアーhttp://www.crystalchoir.org/
HPをご覧いただくと、大変レベルの高いすばらしい合唱団であることがお分かり頂けると思います。
今夏の全日本こどもコーラス・フェスティバルでもゲスト合唱団として出演されるようです。
今回の合同演奏曲として、みなづきみのり作詩 高嶋みどり作曲 「蘇れ、僕らの森よ」というア・カペラの作品を初演します。和歌山でのコーラスキャンプや那智勝浦・和歌山市内でのコンサートを通じて、豊田のメンバーも良い刺激を受けて一回り成長できることでしょう。本当に楽しみです。
尚、今回のコンサートでの収益は、昨年9月に紀伊半島を襲った集中豪雨による災害復興支援のため全額寄付されるとのことです。



posted by ひろこ at 12:10| 岐阜 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月09日

イギリス・マドリガル

今年の全日本コンクールの課題曲でThomas Weelkes のマドリガルに取り組んでいます。
400年以上前のイギリスで流行したコーラス。コンクールで演奏するために楽譜を必死に追っているだけでは、もったいない。これだけ長い時代愛好されてきた歌です。その魅力を少しでも若い豊田のみんなにもわかってもらいたいです。

今はYoutubeという便利なものが普及したお蔭で、様々な映像をみることができます。
キングズ・シンガーズのマドリガル・ヒストリー・ツアーという素敵な映像を少し紹介いたします。
まずは、課題曲の作曲家Weelkesの別の作品の映像から。


http://www.youtube.com/watch?v=f6mQltwfP8Y

この続きの映像では、各パートが4方向から記された楽譜を見ながら歌われています。


http://www.youtube.com/watch?v=KGX1XQaLQ0M&feature=BFa&list=PL47712780A387FCDC

モーリーの「今こそ五月」。イギリスの美しい景色の映像とマドリガルが実によく合います。


http://www.youtube.com/watch?v=fXBPeiTPH5I


他にもマドリガル・ヒストリーツアーのたくさんの映像があります。コチラ

キングズ・シンガーズのように、自然におしゃべりするように、生き生きと歌えるといいですね。

posted by ひろこ at 22:53| 岐阜 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 合唱・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月07日

ご無沙汰いたしておりました。

7月初めての更新になりましたが、はや7日。今夜は七夕ですね。
お天気、良くなるといいですね。。。

先週末は次女の剣道の中体連市内大会でした。
この同じ週末におかあさんコーラス中部大会があるのですが、昨年試合をパスしたら他の剣道部員のお母さんは全員出席だったそうで・・・というわけで、今回は母親業を優先させていただきました。多治見は部活動を親が積極的にバックアップする土地柄、やむを得ません。郷に入れば郷に従えです。こんな環境で合唱部を指導できたら、さぞかし素晴らしい活動ができるだろうに・・・と別の視点で眺めたりしています。
来年はおかあさん中部の開催地が地元名古屋ということなのですが・・・剣道が土曜日ならおかあさん大会に出場できます。日曜日が試合だと、さすがに3年生部員の母は無理です。みなさん、ごめんなさい。

今週初めに大学時代の恩師水谷昌平先生とお会いしました。「しょっぺい先生」は、大学では合唱指揮法や音楽教育法でお世話になりましたが、もちろんこの界隈で合唱をされている方はどなたもご存じですよね。CBCやNHKの合唱コンクールの審査員として、私は子どもの頃から年に最低でも1度はどこかでお目にかかっていた先生です。
2001年にチェコのオストラヴァ少年少女合唱団が、浜松市で行われた国際児童合唱祭に招聘された際、豊田にお越しいただいてコンサート等で交流をさせていただいたのですが、その時にお世話くださったのが昌平先生です。
それ以来、練習会場などでたまにお見かけしてご挨拶する程度だったのですが、10年ぶりにゆっくり話そうじゃないか、ということで、栄三越の東洋軒でランチのお約束を。__.JPG
洋食の老舗、東洋軒名物のブラックカレー。
水谷先生は桑名のご出身で、東京音楽学校(現・東京藝術大学)をご卒業後、名古屋と津の放送局が持つ合唱団を指導しておられたそうです。おそらく昭和20年代後半から40年代にかけての活動かと思いますが、当時は各地の放送局に合唱団があり、ラジオ番組の収録などを行なっていたそうです。(東海地区だと名古屋・津・大垣・豊橋にあったそうです。)毎週15分番組の収録があり、かなりお忙しかったとか。当時の方が、合唱は「プロ」的な活動ができたんですね。
そういった番組の制作を通じて、中田喜直の「夏の思い出」などの名曲も作られたんだそうですよ。
東洋軒は、当時津市の放送局のすぐ近くにある百五銀行のビルの最上階にあり、先生はそこでよくお食事をされてから収録に入られたそうです。
水谷先生にとって思い出深いお食事を共にいただきながら、その後、昭和40年代に先生が文化庁の派遣でドイツに行かれた時のお話に続きましたが、御年85歳とは想像がつかない程、水谷先生の記憶力の凄さには驚かされました。
当時の全日本合唱連盟理事長だった清水脩先生から、ドイツ合唱連盟の理事長さんを訪ねるようにとのご指示を受けられた先生がボンに出向かれたこと、その理事長さんに教えられて訪ね歩いたドイツ各地の合唱団&指揮者のこと、現地で見学したリハーサルのこと、人の名前、場所・建物の名前、曲の名前・・・全てスラスラとおっしゃるのです。
中でも心に残ったお話。。。チェコの合唱団がドイツに来て演奏した際、当時共産主義国だったチェコからドイツに亡命したチェコ人たちが、祖国の合唱団の演奏を目の前で聴きながら大粒の涙を流していたとのお話。また政治的な事情で、ドイツで演奏していたチェコ人たちが演奏会の途中で急遽チェコに引き揚げなければならなかった現場にも居合わせたそうで、当時のヨーロッパの緊張感はかなりのものだったと想像できました。
ドイツ各地で経験されたこと・・・町にあるビアホールに入っていくと扉があり、その扉の奥で合唱団が練習をしていて、団員の家族は友人たちとビアホールでビールを飲み、練習が終わると合唱団員も家族らと共にビールを飲んで、練習の間待っている家族たちもその時間を楽しんでいるのだそうです。なんだか夢のような光景が想像できます。
チェコのモラヴィア男声合唱団やオストラヴァ大学アカデミー合唱団は、水谷先生が日本に招かれた合唱団ですが、1990年代に来日された際でも、日本の250円のコーヒー1杯がチェコ人にとってはもの凄い高額で手が出なかったんだそうです。通貨の価値が90年代でもかなり違っていたのですね。
なので大勢の宿泊や食事などのお世話はかなり大変だったようで、教会など、安く泊まらせていただけるところを探してツアーをコーディネイトされたとのことです。
他にも現在大変有名な作曲家や声楽家のお若い頃のお話やら、とにかく4時間、水谷先生は全く息をつく間もなく私一人で伺うにはもったいない貴重なお話を、熱く語ってくださいました。水谷昌平先生の軌跡は、コチラのサイトでも紹介されています。
今日の愛知、中部に合唱ありき、という伝統の大元に昌平先生がいらっしゃることは間違いないです。

先生から後日いただいたお手紙の内容の一部を紹介させていただきます。
「・・・音楽人は音楽の専門分野の研究はしていますが、諸芸術についての知識や美感性をも知ることも大切です。歌曲・合唱の分野では言葉のもつ内容の認識と音声と関係から発声と発音と音楽内容との結びつきの追求が大切だと思っております。私はミュンヘン研修以来、諸外国の人々の言葉とその音声にふれ、三か国語も四か国語も語学に堪能な人とのつきあいから、日本の島国文化、日本民族、日本の歴史等々「日本の心のあり方」ということに考えさせられますこの頃です。・・・」

そして、「ドナルド・キーン自伝」はじめ、ドナルド・キーンの著書をいくつかご紹介いただきました。
昌平先生がいつまでもお元気にご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。

「大中 恩 米寿記念コンサートin名古屋」
  9月9日(日)13:30開演 愛知県芸術劇場コンサートホール 
  出演:ラニマ・コラーレ、メンネルコーア東海
  指揮:水谷昌平・大中恩・谷田育代・北浦恒人 
  入場料:2500円
  チケット取扱い:愛知県芸術文化センタープレイガイド

posted by ひろこ at 00:43| 岐阜 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 合唱・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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